2015 北海道の旅 その8 ~ハイエースで行く知床・根室半島巡り~

8月26日(水)、北海道の旅5日目。
この日は、後の荷室にWRを積んだハイエースで知床半島から根室半島を回りました。

美留和のましゅまろを8時ごろに出発し、野上峠を越えてオホーツク海側へ。
ビート畑の向こうに聳える斜里岳を横目に見ながら清里の街を抜けて、その先の知床半島へと向かいます。
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ウトロを目指して、国道334号知床国道をひたすら北へ。
次第に、羅臼岳をはじめとする知床の山々が目の前に迫ってきます。
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知床横断道路の知床峠にて。
目前に聳える羅臼岳は一面のハイマツに覆われており、本州では標高2,600m以上でないと見られない景色が広がっています。
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知床峠から羅臼側へ下っていくと、眼前には根室海峡とその向こうに横たわる国後島の山々が。
かつて、2001年に羅臼岳に登った時は羅臼側は一面の雲海で、かろうじて国後島北部の爺爺(ちゃちゃ)岳とルルイ岳の上部を見ることができただけだったので、国後島の全容を見たのは今回が初めてです。
ちなみに、左奥の山が羅臼山で、右奥の平べったい山が泊山です。
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カシミールで知床峠より少し羅臼側へ下った場所からの展望を再現してみるとこんな感じ。
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知床横断道路の羅臼側は、斜里側と比べるとかなり斜度がきついです。
羅臼岳の雄姿に別れをつげ、一気に羅臼の街へと下ります。
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まだまだ先は長いが、ちょっと寄り道をば。
右手に国後の山並みを眺めながら、知床の東海岸を北へ北へ。
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羅臼市街から片道20km。目的地はこれ。海辺に湧き出る相泊温泉です。
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ドラマで使われた瀬石温泉に比べると、開放感は劣りますが、そのぶん静かに温泉に浸かれます。
湯船の脇にまで飛んでくる波しぶきの音を聞きながら、しばしゆっくりと過ごしました。
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相泊温泉から望む、国後北部の山並み。
右奥に国後最高峰の爺爺岳と、左奥にルルイ岳。
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カシミールで再現してみた展望図。
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この時、国後島側から知床半島がどんな感じで見えていたのかと気になったので、同じくカシミールで展望図を作ってみました。
国後島の羅臼山から知床半島方向を眺めた展望図になります。
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思いの外知床でのんびりとし過ぎてしまったので、先を急ぎます。
国後国道&野付国道をひたすら南へ!
途中、休憩に立ち寄った道の駅尾岱沼から望む、野付半島越しの国後島。
ちょうど、国後島を縦方向に望む位置関係になるので、泊山(左)と羅臼山(右)が重なって見えます。
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ちなみに、道の駅尾岱沼は2階が展示室、3階が北方展望塔になっています。
ソ連に不法に領土を奪われて70年・・・あまりにも時間が経ちすぎました。
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ちょうど70年前の8月、ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄して日本に攻め込んできました。
日本がポツダム宣言を受諾したのが8月14日夜。ソ連が千島列島北端の占守島に攻め込んできたのはその1週間後の8月下旬、北方四島に至っては8月末から9月頭にかけて。
戦争終結直後のどさくさに紛れて火事場泥棒的に不法占拠したのが、第二次世界大戦の結果だって?
最近のロシアの言動を見ていると、日本を小ばかにするのにもほどがあります。
いくら口だけで返せと言っても、帰ってこないものは帰ってこない。
姑息で卑怯者のロシア人を信用していつまでも交渉を続けたとしても、領土が帰ってくることは未来永劫ないでしょう。
ちなみに、当時のソ連軍が得撫島まで南下してきて一旦引き返していることをみても、当時のソ連が択捉から南側が得撫から北側の千島列島とは違って日本固有の領土であることを認識していたからにほかなりません。
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野付国道の床丹あたりにて。
左奥には知床の山々、右奥には国後島の泊山。
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15時過ぎに根室の街に到着。こりゃあ、また宿に入る前に日が暮れるな・・・
この場所がわが国の国道最東端。国道44号終点の弥栄町1丁目交差点です。
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本来であれば、とっくに宿へ向けて西の方向へ進んでいなければならない時間なのにもかかわらず、なぜか根室半島の北側を東に向けてひた走る・・・
正面の根室海峡の向こうには、知床の山並みと国後の山並みとが重なって見えます。
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15時半過ぎ、ようやく本土最東端の納沙布岬に到着。
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納沙布岬から東方向、水平線の向こうには歯舞の島々。
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中央やや右手に貝殻島灯台、左側に水晶島、右側には勇留島の島影が見えていました。
歯舞の島々は、本当に平べったいのですね。
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左手前に萌茂尻島、中央奥に秋勇留島。
ソ連は、そもそも千島列島ではない歯舞のこんな島々までも色丹島と一緒に奪っていったのかと思うと、改めて怒りがこみ上げてきました。
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ようやく根室市を出たのが17時過ぎ・・・
さあ、急げ。急げ。
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そして、厚岸の街を抜ける頃にはお約束の日没。
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この日の宿は標茶の木理でしたが、標茶に着く頃にはすっかり夜になってしまいました。
北海道の場合、夜の車道はある意味"鹿の歩行者天国"になっている場合があるので、夜の移動は危険なのですよね・・・と言いながら、なぜ、毎日宿に入るのが日没後になってしまうのか(汗)
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【2015 北海道の旅】
・ その1 旅立ち
・ その2 新得町・鹿追町周辺林道ツーリング(前編) (WR250F)
・ その3 新得町・鹿追町周辺林道ツーリング(後編) (WR250F)
・ その4 阿寒周辺林道ツーリング(前編) (WR250F)
・ その5 阿寒周辺林道ツーリング(後編) (WR250F)
・ その6 屈斜路湖周辺林道ツーリング (WR250F)
・ その7 林道ツーリング改め、湖巡りの旅
・ その8 ハイエースで行く知床・根室半島巡り
・ その9 標茶から網走経由で上富良野へ
・ その10 旅の終わり
by naka1md30 | 2015-09-20 20:49 | 旅とツーリング | Comments(4)
Commented by ホネ at 2015-09-20 21:41 x
こんばんわ。
北海道には仕事で行くことはあっても観光したことがほとんど無いので、北海道ってこんなに色んなところがあるんだなぁと見せてもらってます。
バイクを積んで旅行っていいなぁ。。。
Commented by naka1md30 at 2015-09-21 09:48
ご無沙汰しております!
先日の豪雨は大丈夫だったでしょうか?

北海道は、何度行っても走りきれないぐらい道があるので、
毎回新しい発見があります。
バイクはオンもオフもたくさん会いますが、さすがに
トランポツーリングの人には滅多に会わないですね(笑)
Commented by ホネ at 2015-09-24 21:31 x
お気遣いありがとうございます。
近くの鬼怒川が凄いことになっていたので怖かったですが、被害はありませんでした。

トランポツーリングならバイクが不調でも帰ってはこれますもんね。
ハイエース売ったのは失敗したかもです。。。

季節もいい感じになってきたので、nakaさん見習ってバイクに乗らなきゃです!
Commented by naka1md30 at 2015-09-25 22:48
こんばんは!
大きな被害がなかったようで良かったです。
堤防が決壊した茨城の方が大きく報道されていますが、実は鬼怒川上流の旧栗山村とか
一山越えた福島の旧舘岩村のあたりの道路がズタズタになっているとのことで、
毎年楽しみにしている秋の林道ツーリングが今シーズンは絶望的かもしれません・・・
なかなかそちらへ行く機会がないのですが、もし行く時にはご連絡しますね~
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