この前の日曜日、伊豆・箱根方面を走ってきました。
いつもよりも出発が遅れてしまったのと、雲が多くて富士山も見えなかったので、ターンパイクから伊豆スカイラインまでほとんどノンストップで走ってしまいました。 伊豆スカイラインに入ると、稜線は雲の中・・・ 伊豆スカイライン沿線では、コアジサイに代わってアジサイの開花が始まりました。 いつものように亀石峠でUターン! 一旦、熱海峠まで戻って、以前から気になっている丹那盆地へと下ってみることにします。 この日は西丹那の駐車場から、かろうじて丹那盆地を見ることができました。 熱海峠からR1では走りたくない1.5車線の狭~い県道を下って、まずは田代盆地の火雷(からい)神社へ。 今回、伊豆スカイラインから西側へ下ったのは、1930年11月26日に発生した北伊豆地震を引き起こした丹那断層の痕跡を見ることが目的です。 ちなみに、図の黄色線が丹那断層で、右側の稜線が伊豆スカイラインになります。 当時、この火雷神社では丹那断層のズレが地表に現れて、その痕跡が今でも保存されています。 単に載せても訳のわからない写真になってしまうので、説明事項を加筆してみました。 石段と鳥居(地震で崩壊)の間の赤線が北伊豆地震の時に動いた活断層(が地表に現れたもの)で、線の向こう側が左手へ、手前側が右手へ動いたことにより、一直線に並んでいた石段と鳥居が約1m以上ずれています。 火雷神社を後にし、丹那断層谷を南下して丹那盆地へ。 盆地の北側にある酪農王国オラッチェで一休み。 前々からここへ来たら食べてみようと思っていたソフトクリームをば。 ちなみに、オラッチェのソフトクリームは非常に濃厚で、例えるとすると不二家のミルキーみたいな味がします(笑) お次は丹那盆地の南側にある丹那断層公園へ。 こちらも火雷神社と並んで断層のズレが当時のまま保存されています。 位置的には玄岳の北西の麓、図の右側の稜線の筋が伊豆スカイラインです。 敷地の全体図。 断層の断面を見ることができる観察室と断層でズレた石垣、水路、塵捨場があります。 ちなみに、地震が発生した当時、ここには民家があり地震で倒壊してしまったそうです。 断層によるズレを断面で見たところ。 塵捨場と水路。約2.5mほどのずれが生じています。 石垣。 敷地内に置かれている模型です。 玄岳から北西方向を見たアングルで撮った写真に地名等を加筆しています。 模型上の赤線が丹那断層。 丹那盆地の真下には実は東海道本線と東海道新幹線の丹那トンネルが通っているのですが、このトンネルを掘る際に行った水抜き工事で丹那盆地の水が抜けてしまい、丹那盆地が酪農地帯になったという歴史もあるそうです。 今回の走行距離は390km。 熱函道路で再び熱海峠まで登り、ターンパイク経由で帰ってきました。 おしまい。 ********** <参考> *北伊豆地震(Wikipedia) *丹那断層見学ガイド(静岡大学小山研究室)
by naka1md30
| 2013-06-13 20:53
| 旅とツーリング
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