ハイエースで巡る東北の旅(後編)

2日目は今回の東北行きの目的地の一つである陸前高田へ。
もう、何を見ても驚いたり、泣いたりはしないつもりでしたが、記憶の中の景色がことごとく消えてしまったことを自分の目で確認してしまうと、全てが何も無い目の前の景色に上塗りされてしまう気がして、とても悲しい気持ちになるのです。
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朝5時起きして霧の中の遠野を出発。
ふと、昔遠野に来た時に地元の方から「霧の出た朝は山の上の展望台に行ってみると雲海が見られるよ。」と言われたのを思い出して、遠野盆地の西側にあるトオヌップ展望台に上ってみることにしました。
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案の定、山の上は快晴!眼下には遠野盆地を埋め尽くす一面の雲海が広がっていました。
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ようやく10年越しで宿題の一つが片付いた感じがして、嬉しいかぎりではありますが、観光はここまでです。
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遠野からは国道283号線で釜石に出て、国道45号線で大船渡へ。
写真は大船渡のメインストリートですが、6月に来た時とほとんど変わらず、ガレキの片付けが進んでいない感じでした。
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そして、いよいよお隣の陸前高田市へ。
最初に野暮用を片付けてから、改めて旧陸前高田市役所で手を合わせてきました。
国道45号線を含めた幹線道路はほとんどが復旧していましたが、海沿いにあった高田松原は見るも無残な状態。
かつて散歩した砂浜も今はなく、国道のすぐ脇までが海になってしまっていました。
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6月に来た時よりもだいぶガレキの撤去が進んでいた高田の市街地。
でも、ガレキが片付いたところに一面に草が生えてしまうと、そこに人が住んでいた痕跡が何もなくなってしまうようで、とても悲しい。
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津波で橋脚しか残らなかった気仙大橋はすぐ脇に仮設橋が完成していて、かつてガソリンを入れた橋の袂のガソリンスタンドが営業を再開していたのが何よりも嬉しかったです。
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気仙川の対岸から見た「希望の一本松」。
ちなみに、右側の黄色い建物が以前、2回ほどお世話になった陸前高田のユースホステルで、左端の三角屋根の建物が高田松原の道の駅です。
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さらに気仙沼を経由して南三陸町へ向かいます。
写真は良くテレビや新聞に載っている旧志津川町ではなく、旧歌津町の市街地。
歌津の市街地も以前訪れた時の景色が思い出せなくなるくらい破壊されてしまっていました・・・
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そして、国道45号線はいくつかの山と入り江を越えて旧志津川町へ。
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以前、この場所を訪れた時は、八幡川の両側に家がたくさん建っていて、中央の町役場(鉄骨のみ)も奥の山も見えなかったのに。
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志津川湾越しに志津川の町を振り返ってみる。
養殖いかだがいっぱい浮かんだ穏やかな海と漁船のエンジン音・・・
以前の三陸らしい風景は消えてしまっていましたが、空と山は自分が初めてこの場所に来た時と同じ色をしていました。
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北上川の河口沿いからは太平洋を後にし、石巻でお昼に魚料理を食べてから、三陸道~東北道経由で
一気に福島の白河へとワープ!
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白河からは再び白河の関を越えて、下道で帰ってきました。
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2日目の走行距離:639km
総走行距離:1,350km
by naka1md30 | 2011-09-12 23:50 | 旅とツーリング | Comments(0)
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